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お母さん



数日前の夜の事。
少し眠れなくて、本を部屋で読んでました。
部屋のドアの向こうのリビングから、お母さんの動揺する声が
聞こえて、変なものでも出たのかと思って
慌てて『お母さんどうしたの?』と。
お母さんの所へと、行きました。



お母さんは、泣いてました。
お母さんが、勤める病院の医院長先生が亡くなったのです。



数日前に自身のブログで、私が似顔絵を描いた人です。
笑顔が優しくて、とってもおちゃめな医院長先生。
いつも、仕事から帰ったお母さんがおもしろおかしく
話してくれて、お母さんが一番信頼していた人。


あんなに、取り乱したお母さんを見たのは
おじいちゃん(お母さんのお父さん)が体調を崩して
入院していた時以来です。


お母さんは、着替えて急いで病院へ向かいました。
私は、お母さんをほうっては置けなくて。
お母さんが帰ってくるまで、起きてました。
その間、昔の事を思い出していました。
お母さんが、今の病院に勤め始めたのは私がうんと小さい頃から。
勤め始めは看護資格は持っておらず、私が小学生に上がって
手がかからなくなってから、猛勉強して資格試験を受けて。
ちゃんと看護士(当時は看護婦)になって
ずっと今の病院でお仕事をしてきました。
机に向かって、勉強する姿を。私は、今でも思い出せます。


医療現場での仕事の負担や辛さは、いつも両親から聞かされてきました。
ほとんど愚痴だけど、でもお母さんは仕事を辞めませんでした。
辞めなかったのは、医院長が。いたから。
どんなに嫌な事があっても、辛い事があっても。
あの病院を辞めなかったのは、大好きな。
そして、お世話になった医院長がいたから。


お母さんにとって、医院長の存在がすべてだったんだと思います。


帰って来たお母さんは、『医院長、寝てるみたいだったよ』と。
言って、また涙を流しました。
私も、涙が流れました。


次の日、仕事から戻って来たお母さんの目は赤かった。
お母さんを見ていたら

『医院長の部屋にね、ハジの似顔絵が飾ってあるんだよ』
『似顔絵の医院長も、綺麗で。医院長も、すごく綺麗な顔してるの』

と。
お母さんは、言いました。
私の描いた似顔絵は、病院に勤める看護士さん達や
奥さんにも、褒めてもらっていて。
医院長の部屋に、ずっと飾ってあるそうです。


本当に、描いて良かったと。
思いました。



私は、医院長先生に会った事はありません。
でも、お母さんからどんな人だと言う事は聞いています。
知っています。



心より、医院長先生のご冥福をお祈り致します。




うーん、上手く言えない書けない!!!!!

悲しくて、胸が苦しくて、眠れないくらい落ち込んでいるのは
きっと、お母さんが心配だと言う事と。
これから家がどうなるのかが不安な事と。
近しい人の死に敏感になり過ぎているからだと思うんですが

私が気負い過ぎてはいけないので


少しでも、お母さんを支えたいです。



あと。
最近本当、雷様が家の付近を落ちまくってて
恐怖と隣り合わせの毎日なんですけど…。
どうしたのこの異常気象。


オープンキャンパス大丈夫かなぁ〜(´`)

by hazime-w | 2010-08-18 22:08 | 日記